令和7年2月14日、経済産業省主催の暫定排水基準見直しの工業分野検討会において、
弊社の独自開発技術「廃酸処理と排水処理」をご紹介させていただきました。
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工業分野検討会での質疑応答は次の通りです。
Q1.薬剤添加時に特別な装置が必要か?
A1.弊社の廃液処理の場合
中和するためのタンク1または2個と薬剤添加用の4個のタンクと4個の定量ポンプ、またはチューブポンプが必要。
A2.弊社の排水処理の場合
薬剤添加用の4個のタンクと4個の定量ポンプまたはチューブポンプが必要。
Q2.ふっ酸廃液の廃棄コストとこの廃液処理のコストではどちらがやすい?
A.ふっ酸廃液の場合
危険なふっ酸廃液を弊社の廃液処理で安全なスラッジにすると重量がおおよそ4~5分の1に減容化できるので、廃棄コスト半減を目標に
取り組んでいるお客様がいます。
Q3.薬剤コスト、工数を考慮した場合のコスト削減効果について
A.ふっ酸廃液を弊社の廃液処理でコスト削減を検討しているお客様からの情報ではふっ酸廃液は危険なため廃棄コスト、工数が高くなる。
一方、弊社の廃液処理で減容化した安全なスラッジは取り扱いやすく廃棄コスト、工数を削減できるため、廃棄費用を半減できる可能性
があると聞いています。
したがって、お客様ごとに廃棄コストが違うという点がありますが、コスト削減効果は3分の1から半減できると考えています。
Q4.薬剤に炭素(有機物)は含まれているか?
A.基本的に、炭素(有機物)は含まれておりません。SDSを見ていただければわかりますが、無機化合物が主成分です。
Q5.ふっ酸スラッジ中の薬剤量の割合は少ないと考えてよいか?
A.ふっ酸スラッジの分析データを見ていただければわかる通り、薬剤量は多くないと思います。
Q6.吸着処理が可能な排水規制物質は何か?
A.ほう素、ふっ素、リン、アンモニア、有機物(COD)、重金属(亜鉛、銅、クロム、ニッケル)です。
*薬剤添加量を少なくするために前処理薬剤の添加を提案しています。
Q7.薬剤に硫化物のような危険なガスが出るような成分は入っていないか?
A.薬剤の原料は安心安全なものを使用しています。
*硝酸廃液の中和では危険な亜硝酸ガスが出ますが、廃液処理では亜硝酸ガスが出ないことを確認しています。
Q8.一般的な固液分離との違いはあるか?
A.一般的には、高分子凝集剤で固液分離しますが、弊社の排水処理ではフロックを大きく重くすることで固液分離しています。
また、高分子凝集剤無添加ですので、乾燥しやすいスラッジになります。
Q9.吸着の原理は?
A.営業的に説明させていただきます。
長い分子でたくさんの手(足)を持ったムカデをイメージでしていただきたいと思います。
その手にはプラスの手とマイナスの手がありプラスの手にはほう素やふっ素の陰イオンが、マイナスの手には亜鉛や銅などの陽イオン
が引き寄せられて吸着するイメージです。